司法書士と行政書士、どっちに相談する?業務や対応できる手続きの違いを解説
2026/03/18
「司法書士と行政書士、どちらに相談すればいいのかわからない」相続や不動産、会社設立、各種申請の場面で、こうした疑問を持たれる方は少なくありません。
実は、司法書士と行政書士は扱える業務が法律で明確に分かれており、依頼内容によって最適な専門家が異なります。たとえば、不動産の名義変更や会社設立の登記が必要な場合は司法書士、各種許認可申請やビザ手続き、書類作成のサポートが必要な場合は行政書士が適しています。
本記事を最後までお読みいただくことで、「自分のケースではどちらに依頼すべきか」「無駄なく、安心して手続きを進める方法」が明確になります。
専門家選びで迷わないための参考として、ぜひご活用ください。
司法書士・土地家屋調査士 坂口卓郎事務所では、不動産登記や相続手続、会社設立、成年後見制度に関するご相談など、幅広い法務サービスを提供しております。お客様一人ひとりの状況やご要望に丁寧に耳を傾け、わかりやすく誠実な対応を心がけております。複雑な登記手続や法律に関する不安も、専門的な知識と経験をもとにしっかりとサポートいたします。また、土地の測量や表示登記など土地家屋調査士としての業務も承っております。地域の皆様に信頼される「身近な司法書士」として、安心してご相談いただける環境を整えております。初めての方でもお気軽にお問い合わせください。

| 司法書士・土地家屋調査士 坂口卓郎事務所 | |
|---|---|
| 住所 | 〒080-0014北海道帯広市西4条南10丁目20番地 |
| 電話 | 0155-22-3636 |
目次
司法書士と行政書士の違いを徹底解説:業務範囲・資格内容・社会的役割
司法書士の主な業務範囲と社会的役割
司法書士は法律に基づき、登記や裁判所提出書類の作成など高度な法務手続きを担う専門家です。不動産や会社の権利に関する登記、成年後見、債務整理など、多岐にわたる業務を通じて企業や個人の財産・権利を守ります。特に不動産売買や相続では登記手続きの独占権を持ち、依頼者の大切な資産を法的に保全する重要な役割を果たします。また、簡易裁判所での訴訟代理や法律相談も可能で、日常生活のトラブル解決に直結する専門性が強みです。
不動産登記・相続登記の具体的な流れと必要書類
不動産登記や相続登記では、最初に権利関係の調査と必要書類の収集が不可欠です。主に以下の手順で進みます。
- 権利関係の確認(登記簿謄本・戸籍謄本の取得)
- 登記原因証明情報(売買契約書や遺産分割協議書)の作成
- 登記申請書の作成
- 登記申請と法務局への提出
- 登記完了証の受領
必要書類には権利証、本人確認書類、印鑑証明書、固定資産評価証明書などが含まれます。ミスが許されないため、正確な知識と実務力が強く求められます。
商業登記・会社設立の司法書士独占業務
会社設立時の定款作成や設立登記、役員変更登記などの商業登記は司法書士の独占業務です。具体的な流れは以下のとおりです。
- 会社設立の意思決定と定款内容の決定
- 定款の認証手続き
- 資本金払込証明の取得
- 登記申請書類一式の作成
- 法務局での登記申請
設立後の役員変更や本店移転なども司法書士がサポートし、組織運営の基盤を支えます。
簡易裁判所代理権・債務整理の実務事例
司法書士は簡易裁判所(一定金額以下の請求)で代理人として訴訟手続きに関与できます。債務整理では任意整理や自己破産の書類作成を通じて、依頼者の生活再建をサポートします。
- 少額訴訟代理
- 支払督促申立
- 任意整理の和解交渉
- 個人再生・自己破産の申立書類作成
依頼者の権利を守る実務経験が重視されます。
行政書士の主な業務範囲と社会的役割
行政書士は、官公署に提出する書類作成や手続き代理を中心に活動します。建設業や飲食店の許認可申請、外国人の在留資格申請、遺言書や契約書の作成など、幅広い行政分野でサポートを提供。個人・企業問わず、法的手続きの煩雑さを解消し、スムーズな事業運営や生活支援を実現します。
許認可申請・建設業・飲食店開業の事例
行政書士は建設業や飲食店などの開業時に必要な許認可取得を全面的に支援します。
- 建設業許可申請
- 飲食店営業許可申請
- 産業廃棄物収集運搬業許可申請
必要な書類の作成や行政手続きの代行で、事業者の負担を大きく軽減します。
在留資格・帰化申請の行政書士専門領域
外国人の在留資格取得や帰化申請は、複雑な法的要件と膨大な資料が必要です。行政書士はこれらの専門知識を活かし、申請書類の作成や必要書類の案内、行政窓口への提出まで一括でサポートします。多様な国籍の方や、国際的な活動を行う方々の手続きをスムーズに進めることが可能です。
遺産分割協議書作成・相続放棄書類のサポート
相続の場面では、行政書士が遺産分割協議書や相続放棄申述書などの作成を担います。家庭裁判所への提出書類も正確に作成し、円滑な財産承継や相続トラブル回避を実現します。
司法書士と行政書士の業務比較表と境界線
司法書士と行政書士の業務範囲には明確な違いがあります。
| 業務内容 | 司法書士 | 行政書士 |
| 不動産登記 | できる | できない |
| 商業登記 | できる | できない |
| 許認可申請 | できない | できる |
| 在留資格・帰化申請 | できない | できる |
| 遺産分割協議書作成 | できる | できる |
| 簡易裁判所での代理 | できる | できない |
| 債務整理 | できる | できない |
| 契約書・遺言書作成 | できる | できる |
業務の境界線をしっかり把握することで、依頼先の選択ミスを防ぐことができます。
司法書士ができて行政書士ができない独占業務
- 不動産登記申請の代理
- 商業登記申請の代理
- 簡易裁判所での訴訟代理
- 供託手続代理
- 債務整理(任意整理・自己破産等)の代理
これらは司法書士のみが法律上行える独占業務です。
行政書士ができて司法書士ができない業務
- 建設業や飲食店の各種許認可申請
- 在留資格認定・帰化申請の代理
- 内容証明郵便の作成代理
- 自動車登録・車庫証明手続き
- 農地転用・産廃許可等、行政分野の書類作成
行政手続きの専門性が際立つ分野です。
司法書士が対応できる手続きと、相談すると安心なケース
司法書士は、不動産や会社など「権利の登記」や裁判所関連の手続きを専門とする法律のプロです。特に、法務局への登記申請を伴う手続きは司法書士にしか依頼できないものが多く、重要な財産や権利を扱う場面で力を発揮します。
司法書士に相談すべき主なケース
次のような場合は、司法書士への相談が適しています。
- 不動産の名義変更(相続・売買・贈与)
- 相続登記(不動産を相続したとき)
- 会社設立の登記手続き
- 役員変更・本店移転などの会社登記
- 成年後見の申立て
- 債務整理(借金問題の整理)
- 簡易裁判所での手続きが必要な場合
これらは司法書士の独占業務または専門分野であり、他の士業では対応できない、もしくは対応範囲が限られます。
相続や不動産手続きで司法書士が選ばれる理由
相続では、「遺産分割協議書の作成」「不動産の名義変更」「預貯金の手続き」など、複数の手続きが同時に発生します。
司法書士に依頼すれば、書類作成から登記まで一括対応できるため、
- 手続き漏れが起きにくい
- 平日に何度も役所へ行く必要がない
- 法改正にも対応した正確な処理ができる
といったメリットがあります。
特に近年は相続登記が義務化されており、期限内に正しく手続きを行うことが重要です。「後回しにしていて不安」「何から手を付ければいいかわからない」という場合は、早めに司法書士へ相談することで安心につながります。
行政書士が対応できる手続きと、相談すると便利なケース
行政書士は、官公庁に提出する書類や許認可申請の専門家です。日常生活や事業活動に密接した手続きを幅広くサポートできる点が特徴です。
行政書士に相談すべき主なケース
以下のような手続きでは、行政書士が力を発揮します。
- 建設業・飲食店・古物商などの許認可申請
- 会社設立時の各種届出・営業許可
- 外国人の在留資格(ビザ)・帰化申請
- 遺言書・契約書の作成サポート
- 自動車登録・車庫証明
- 内容証明郵便の作成
「役所の手続きが多くて大変」「要件や書類が複雑でよく分からない」そんなときに、行政書士へ依頼することで、手続きの負担を大幅に減らすことができます。
起業・開業時に行政書士が頼られる理由
飲食店や建設業など、事業を始める際には
- 複数の許可申請
- 提出書類の不備チェック
- 行政窓口とのやり取り
が必要になります。行政書士は、これらをまとめて代行・サポートできるため、事業者は本業の準備に集中できます。特に「初めての起業」「外国人の方の開業」など、不安が多いケースでは、行政書士の存在が大きな安心材料となります。
司法書士・行政書士の費用相場の考え方
司法書士や行政書士に依頼する際、多くの人が最初に気になるのが「いくらくらいかかるのか」という点です。ただし、士業の費用は一律ではなく、手続きの内容・難易度・地域・事務所方針によって幅があります。そのため、まずは「相場感」を知ることが重要です。
費用は大きく分けて、①専門家への報酬、②登録免許税や印紙代などの実費の2つで構成されます。見積もりを見る際は、合計金額だけでなく、この内訳を確認することが大切です。
司法書士の費用相場
相続登記・不動産名義変更
相続登記は、司法書士に依頼するケースが最も多い手続きの一つです。
- 司法書士報酬:おおよそ5万円〜10万円前後
- 登録免許税:固定資産評価額 × 0.4%
- その他実費:戸籍取得費用など数千円程度
不動産の数が多い場合や、相続関係が複雑な場合(相続人が多い、遠方に住んでいるなど)は、報酬が高くなる傾向があります。逆に、相続人が少なく、必要書類が揃っている場合は、比較的抑えた金額で依頼できることもあります。
売買・贈与による名義変更
売買や贈与に伴う名義変更の場合、
- 司法書士報酬:5万円〜8万円前後
- 登録免許税:売買・贈与の内容により異なる
住宅購入時は金融機関とのやり取りや抵当権設定が加わるため、報酬はやや高くなることがあります。
会社設立登記
会社設立を司法書士に依頼する場合の相場は以下の通りです。
- 司法書士報酬:5万円〜10万円前後
- 登録免許税:株式会社の場合15万円(最低額)
定款作成から登記までを一括で依頼できるため、「書類作成が不安」「平日に時間が取れない」という方に選ばれています。
債務整理(司法書士対応範囲)
任意整理や過払い金請求などは、内容や件数によって費用が異なりますが、
- 任意整理:1社あたり2万円〜5万円前後
- 過払い金請求:回収額の一定割合
となるのが一般的です。なお、金額や内容によっては弁護士対応となる場合もあります。
行政書士の費用相場
許認可申請(事業関連)
行政書士の代表的な業務が、各種許認可申請です。
- 建設業許可:8万円〜15万円前後
- 飲食店営業許可:5万円〜10万円前後
- 古物商許可:3万円〜5万円前後
申請内容が複雑な場合や、要件確認に時間を要するケースでは、費用が高くなることがあります。
遺言書作成サポート
- 公正証書遺言サポート:5万円〜10万円前後
原案作成、必要書類の整理、証人手配まで含まれることが多く、「初めて遺言を作る方」にとって安心感があります。
ビザ・在留資格関連
外国人の在留資格申請や変更は、難易度によって費用差が大きい分野です。
- 在留資格変更:8万円〜15万円前後
- 永住・帰化申請:10万円〜20万円前後
要件確認や書類準備に時間がかかるため、専門性が費用に反映されやすい傾向があります。
費用で失敗しないためのポイント
士業に依頼する際は、以下の点を意識すると安心です。
- 見積もりが明確か(報酬と実費が分かれているか)
- 追加費用が発生する条件が説明されているか
- 業務範囲がはっきりしているか
「相場より極端に安い」「説明が曖昧」な場合は注意が必要です。一方で、高ければ必ず良いというわけでもありません。内容と金額のバランスを見て判断することが重要です。
司法書士と行政書士の依頼事例と選び方
相続手続きにおける司法書士と行政書士の役割
相続手続きでは、司法書士と行政書士がそれぞれの強みを発揮します。司法書士は、不動産や預貯金の名義変更など「登記」を伴う手続きを独占的に行う資格があり、遺産分割協議書の作成から不動産の名義変更登記まで一括で対応可能です。一方、行政書士は遺産分割協議書や相続関係説明図、遺言書の作成を得意とし、家庭裁判所提出書類の作成や公的機関への申請書類全般をカバーします。
具体的な役割の違いは以下の通りです。
| 手続き内容 | 司法書士 | 行政書士 |
| 不動産の名義変更登記 | 可能(独占) | 不可 |
| 遺産分割協議書作成 | 可能 | 可能 |
| 相続関係説明図作成 | 可能 | 可能 |
| 預貯金の名義変更サポート | 可能 | 可能 |
| 各種行政手続き | 不可 | 可能 |
相続全体の設計や不動産登記まで一貫して依頼したい場合には司法書士、行政機関への各種申請や書類作成を幅広く依頼したい場合には行政書士が適しています。
不動産相続登記未了のリスクと早期対応のポイント
不動産の相続登記を放置してしまうと、登記が未了のまま長期間経過することになり、権利関係が複雑化して売却や担保設定の際に大きなトラブルとなる可能性があります。近年は相続登記の申請が義務化されており、違反があった場合には過料が科されることもあります。
こうしたリスクを避けるため、相続が発生したらできるだけ早く司法書士に相談し、登記の準備から申請までサポートを受けることが大切です。特に遺産分割協議が難航しそうな場合は、早めに書類を整理し、専門家のアドバイスを仰ぐことでスムーズな解決につながります。
会社設立や各種申請の最適な依頼先の選び方
会社設立や各種申請手続きでは、依頼内容によって適した専門家が異なります。
司法書士は法人の設立登記や役員変更登記、目的変更登記など、法務局への登記業務を独占的に担当します。一方、行政書士は営業許可申請や定款作成、各種申請書類の作成など行政機関への手続きを得意とします。
| 依頼内容 | 司法書士 | 行政書士 |
| 会社設立登記 | 可能(独占) | 不可 |
| 定款作成 | 可能 | 可能 |
| 営業許可申請 | 不可 | 可能(専門) |
| 法人変更登記 | 可能(独占) | 不可 |
| ビザ申請 | 不可 | 可能 |
法人設立後に営業許可が必要となる場合は、司法書士と行政書士の両方に依頼するケースも多く、ワンストップ体制の事務所が人気です。
外国人起業やビザ取得支援の実務例
外国人が国内で会社設立や事業を始める場合、行政書士はビザ関連や在留資格認定証明書の取得、営業許可に関する申請書類の作成に強みがあります。一方、法人設立登記をはじめとする設立手続きは司法書士が担当します。
たとえば、外国人経営者が飲食店を開業するケースでは、
- 行政書士がビザ申請や飲食業許可申請を担当
- 司法書士が法人設立登記を担当
- 必要に応じて両者が連携してサポート
といった流れが一般的です。多様な依頼者のニーズに対応するため、各士業の協力体制や実績が事務所選びのポイントとなります。
依頼時の費用相場・相談の流れ・見積もりのポイント
依頼内容ごとの費用相場は下記の通りです。
| サービス内容 | 司法書士報酬目安 | 行政書士報酬目安 |
| 相続登記 | 6~15万円 | 非対応 |
| 遺産分割協議書作成 | 2~5万円 | 3~6万円 |
| 会社設立登記 | 8~15万円 | 非対応 |
| 許認可申請 | 非対応 | 5~20万円 |
| ビザ申請 | 非対応 | 8~15万円 |
一般的な相談から見積もりまでの流れは、
- 電話やメールで相談予約
- 面談・ヒアリング
- 必要書類や手続き案内
- 具体的な見積もり提示
- 契約・手続き開始
となります。
高品質なサポートを求める場合は、専門分野での実績や対応範囲、見積もり内容の明確さを重視して依頼先を選ぶことが大切です。
複数の事務所から見積もりを取ることで、費用やサービス内容を比較しやすくなります。
司法書士・土地家屋調査士 坂口卓郎事務所では、不動産登記や相続手続、会社設立、成年後見制度に関するご相談など、幅広い法務サービスを提供しております。お客様一人ひとりの状況やご要望に丁寧に耳を傾け、わかりやすく誠実な対応を心がけております。複雑な登記手続や法律に関する不安も、専門的な知識と経験をもとにしっかりとサポートいたします。また、土地の測量や表示登記など土地家屋調査士としての業務も承っております。地域の皆様に信頼される「身近な司法書士」として、安心してご相談いただける環境を整えております。初めての方でもお気軽にお問い合わせください。

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| 住所 | 〒080-0014北海道帯広市西4条南10丁目20番地 |
| 電話 | 0155-22-3636 |
事務所概要
名称・・・司法書士・土地家屋調査士 坂口卓郎事務所
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司法書士・土地家屋調査士 坂口卓郎事務所
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